こんにちは!
生きづらさ解消カウンセラー木島です。
生きづらさを考えるうえで『愛着の問題』は外せないテーマです。
それはカウンセリングの場においてもそうなのです。
人の一生を左右する人格形成は
幼少期における養育者との関わりが全てだと言っても過言ではないくらいです。
親からの愛情をしっかり受け取り
どんな自分でも認められる存在なのだと確信を得た子どもは本当に幸せです。
逆に
親から子どもへの
虐待・ネグレクト・支配・束縛・搾取などなど・・・。
それらを受けながら育った子どもは
将来的に生きづらさを抱えるようになることはほぼ間違いないでしょう。
親も人間ですから完璧であるはずはありません。
しかし
想像を絶するような親が存在している事実は
たびたびニュースでも報じられています。
耳を塞ぎたくなるような現実はあるのです。
ですが
また一方では
「毒親のせいでメンタルずたずたです」
「親ガチャ失敗で生きていたくありません」
「何も楽しくないし、何もやりたくありません」
といった声に対して
『いつまで親のせいにして生きるのか?』
といった疑問の声があることも事実です。
そもそも
全てが親のせいと言うのなら
その親もまたその親のせいでまともな親になれなかったという理屈になるわけです。
親の有りようも程度の差は大きいので一様には言えないことですが
もしも
そのような親子間連鎖がある場合なら
絶対にあなたの代で止めたいですよね?
そのためにも
『全ては親のせい』といった思考から
『自立して生きる自己を確立する』といった思考に切り替える決意が必要なのです。
機能不全家族の中で育った人はアダルトチルドレンであることが多く
生きづらさを抱えて生きていることは事実ですが
無意識であっても
誰かのせいにして生きようとすること自体に利得がある場合があることも事実なのです。
誰かのせいにすることで
・勇気を出して世の中に出ていくことから逃げられる
・感情的に八つ当たりしてしまう自分でも許されていい
などなどです。
それら回避行動をする時や
怒りの八つ当たりをする時の言い訳に使うことで
自分の罪悪感が軽減されるメリットもあるわけです。
いずれにしても
親子関係でトラウマを抱えてしまった人や
これから親の介護の必要性に迫られている人にとって
『愛着の問題』に蓋をして隠したまま生きていくことは難しいでしょう。
『愛着の問題』に向き合うということは
『親のせい』にして生きない!
ということです。
『親のせいにして生きない』ということは
今まで溜め込んできた悲しみや怒りや復讐心から解放される!
ということなのです。
少し時間のかかる問題ではありますが
一度きちんと愛着の問題に向き合うことで
生きづらさから解放された人生を手に入れてくださいね。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。