妬みの感情に苦しい時は・・

 

こんにちは!

生きづらさ解消カウンセラー木島です^^

 

 

今回は妬みの感情について取り上げますが

妬みとよく似た感情に嫉妬があります。

 

よく似た感情ではあるのですが、正確には違います。

 

妬み

『自分が欲しいと思う物や愛情やステータスなどを

手に入れている人に対して妬ましく思う感情』です。

 

この感情は羨望とも少し違っていて

羨望は、優れた他者に追いつきたい思い』

に対して

妬みは、優れた他者を引きずり下ろしたい思い』

とされています。

 

ちなみに

妬みの感情は

女性より男性のほうが強いそうです。

 

仕事の出世欲と関係しているのでしょうね。

 

 

そして

 

嫉妬とは

『自分の大切なものが他者に奪われそうな時に感じる感情』

とされています。

 

普段の会話の中では同じような意味合いで使ってもいいと思いますが

心理学的には違う意味の言葉なのです。

 

 

それでは

ややこしい解説はこのくらいにして

あなたに質問です。

 

あなたは

妬みの感情に苦しんだ経験はありますか?

 

たぶん

苦しんだことがない人はいないと思います。

 

なぜなら

 

人は

自分の立ち位置を

他者と比較することで確認してしまうからなのですね。

 

他者と自分を比較して

自分の欠乏感や不足感や劣等感を強く感じた時に

人は対象者に対して妬みを感じやすいです。

 

ましてや

自分が長年にわたり努力しても得られなかった成果や

自分が強く望んでも手に入れられなかったものを

他者が

いとも簡単に手にしていることを知ったならば

妬みの感情が湧くのは当然と言えるでしょう。

 

 

妬みの感情は

ともすればブラックでネガティブな感情と受け取られがちで

他者を妬む自分はダメで恥ずかしい人間だと思ってしまいがちですが

そんなことはありません。

 

心の奥底から湧き出る感情は

抑え込むこともコントロールすることもできないのです。

 

湧き出る感情に良いも悪いもありません。

 

ですが

とても苦しい感情であることは間違いないので

妬みの感情の対処法をぜひ知っていただきたいと思います。

 

 

1.自分もそれが欲しかったという思いを認め、受け入れましょう。

 

「そうだよね!悔しいよね!」と自分に言ってあげましょう。

 

2.「自分は認められていない・愛されていない」という思いは

本当は誰に向いているのでしょうか?

 

もともと持っていた欠乏感や不足感や劣等感を

その対象者を憎むことで解消しようとしていないでしょうか?

 

3.「人は人、自分は自分」という自分軸で生きましょう。

 

比較癖を捨てましょう。

 

4.自分の幸せとは何なのかを考えましょう。

 

「それを手に入れたら、本当の幸せは得られるのか?」

「本当に欲しかったものは別のものではないのか?」

と考えてみましょう。

 

5.今までの自分は努力が足りていなかったと感じているのなら

興味関心の持てることを無理せず頑張ってみましょう。

 

 

頑張り続けても得られないものは世の中に沢山あります。

 

あきらめるという経験を乗り越えた人は

ひと回りもふた回りも器が大きくなると

私は思っているのです。