こんにちは!
生きづらさ解消カウンセラー木島です。
以前の私は・・
人生の中で最もイキイキと活動的に生きられる大切な期間を
強い不安とともに生きていました。
なぜなら
私が『不安障害』だったからです。
強迫症(強迫性障害)・社交不安・疾病恐怖・予期不安・全般性不安など
症状は色々と複合的にありましたが
特に強迫症が強く とても辛く苦しいものでした。
以前は 強迫症は『不安障害』の分類の中の1つとみなされてきましたが
症状に特異性があることから
今は『不安障害』とは別に『強迫症』単体としての位置付けにあるようです。
これらの強い不安症状のある人は とても苦しく
生活に支障をきたしていることが多いのですが
自分は明らかに普通ではないという自覚があるので
なんとか他人に気づかれないよう努力をして振る舞います。
なので 常に緊張感が強く 身も心もクタクタに疲れているのに
それでも普通であろうと頑張り続けるのです。
なので 頑張りがきかないほどに追い込まれてしまうと
今度は回避行動を取らざるをえなくなってしまいます。
回避行動とは
人・乗物・一定の場所・一定の物など強い不安の元になるものを避ける行動であり
それが高じると外出が出来なくなってしまうこともあります。
また
疾病恐怖のような症状があると
病院で検査をし続けなければ不安でいられないというように
何かに依存が強くなってしまうこともあります。
それもまた不安からの回避行動と言えるのです。
回避行動は症状をより悪化させる要因にもなります。
また
そこまで生活に支障をきたすようになると
家族や周囲の人たちから誤解を受けたり
アドバイスや批判などを受けるようになる場合もあります。
「気にし過ぎだよ!」
「もっと気楽に考えたらどう?」
「家族の迷惑も考えた方がいいよ!」などなど・・・
ですが
本人にしてみたら
気にしたくてしているわけじゃない!
気楽に考えられたら こんなに苦しまないわよ!
家族に迷惑かけたいわけがないじゃないの!
と すごく悲しくなったり 怒ったりしてしまうのです。
では
なぜこのような症状に苦しむことになったのでしょうか?
医学的には〈これが原因〉というようなことは特定されていません。
ですが
『遺伝的要因+環境的要因』と言われています。
遺伝的なことは 持って生まれた気質なので容易に変えられるものではないですが
環境によって植え付いてしまった不安の種は軽く小さくしていくことは可能なのです。
私は 不安障害の人の心の奥底には『大きな不安の種』があるようなイメージを持っています。
幼少期に両親の激しい喧嘩に怯えた経験や
自ら罵倒されたり体罰を受けた経験や
周囲の人たちからのいじめ
ネグレクトや仲間外れなどなど・・
または
「人は怖いものだ」とか 「世間は冷たく厳しいものだ」
というような言葉による恐怖の植え付けがあった場合・・
また
幼い自分を守ってくれていた大切な人との別れなど・・
自分がこれから生きていかなければならない世界が安心安全なものではなく
きっとこれからも怖いことが起きるだろうと
思い込んでしまうような経験をしていることが考えられます。
これらから『大きな不安の種』が出来ているとしたら
一時的な対処療法では取り去ることは出来ないですよね。
私自身のことで言えば
生まれ持った気質もあると思うし
不安は自己防衛機能として必要な感覚でもあるので
無くさなければいけないものとは考えていませんでしたが
あまりに辛く苦しい症状をなんとかしたいと思い
心理学を学ぶことを選択したのでした。
それと合わせ
認知行動療法や森田療法などを学び実践することで
ずいぶんと症状を軽くすることができました。
不安は完全に無くすことなど出来ないし
完全に無くしたらそれこそ危険です。
多少の不安はあってあたり前くらいに考えて丁度いいのです。
ですが
もし 生活に支障が出るほどの苦しみに耐えておられるのなら
どうぞ私を訪ねて来てくださいね。
社交不安の症状がおありで
話すことに強い緊張をともなうあなただとしても大丈夫です!
どうぞ不安なままでお越しくださいませ。